
21:45
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発車のころ
灯りのともる街を離れ、列車は夜の平野へと走り出します。
- 車内
- 発車後まもなく、車内をひとめぐりしてお茶をお配りします。
- 車窓
- 遠ざかる家々の窓、駅前のネオン。見送るように灯りが流れていきます。
発車から到着まで、〈あわい〉の一晩を、時刻を追ってご紹介します。


灯りのともる街を離れ、列車は夜の平野へと走り出します。

湯気の立つお茶を片手に、旅のはじまりのひとときを。

車内の主照明を落とし、読書灯の灯りだけが点々と残ります。

列車は、いちばん深い夜のなかを北へと進みます。

空のふちが、ほんの少しずつ明るみはじめます。

やわらかな朝の光のなか、列車は終着駅へと到着します。
眠っても、起きていても。
夜は、ゆっくりと過ぎていきます。